年齢別カリキュラム

子どもの「できた!」を引き出し、知能を伸ばすカリキュラム
ここでは、1歳から5歳までの各年齢別教材を紹介いたします。手先を使った遊びから始まり、言葉の習得、数の概念理解、そして文字の読み書きへと、段階的にステップアップ。子どもたちの「やってみたい!」という意欲を大切に育てながら、知的好奇心を刺激する多彩な教材で、楽しく学んでいきます。
1歳児のカリキュラム
「行動」の領域に焦点をあて、発語を促すことが中心となります。発語の促進に必要なのはたくさん手を動かすこと!舌の筋肉を鍛える、カルタや絵カードを使って身の回りの名称を覚える、数概念の基礎を身に付けるなど、いろいろな教材を使って、脳に楽しい刺激を体験させましょう。
【記憶】キュピレット
大きさの違いを実感していくとともにひとつひとつ色が違うので色の名称も覚えていきます。

【概念】絵カード(物の名前)
語彙数が少しずつ増してくる時期。身の回りのものを中心に発語を促し、語彙を習得していきます。

【行動】ポットン落とし
この時期は指先を使うことがとても大事です。指先を使うことにより、脳が鍛えられます。

【記憶】おもちゃのくだもの
小麦粉の粘土で作ったミニチュア。本物の形により似せていちごやにんじんの形を知ってもらいます。

【行動】ひも通し
利き手とそれを補助する手をうまく協調させてビーズの穴に通します。それによって手の巧緻性を養います。

【行動】ハンマートーイ
とんかちを握って打ち付けることにより、握力もつきます。この時期にたくさんのものをにぎったり、力を入れたりして、手の力をつけていきましょう。

2歳児のカリキュラム
いよいよことばが爆発する時期!「ことば」の領域を中心に、漢字カードなどを使って語彙力や理解力を伸ばすことに重点を置きます。
同時に、お買い物ごっこで数概念の理解を促し、積み木など形あるものに触れ、構成力をつけていきます。
【行動】ボタンかけ・スナップボタン
両手を使ってボタンかけやスナップボタンをつけます。集中力を必要としますので、集中力を養うこともでき、指先を使うことにより巧緻性も養います。

【記号】お買い物ごっこ
たくさんの野菜や果物のカードの中から「いちごとぶどう」というように、2種類の指示が聞けるようになります。言葉や数の勉強に使います。

【行動】粘土
グニャグニャにぎっているだけでも握力や感覚が鍛えられます。丸めておだんご、のばしてヘビさんをつくって手先の器用さも鍛えましょう。

【記号】5つのだんご
数の違いを理解します。1~5までの数を並べ、視覚的にも数の違いが理解できます。

【概念】童謡カルタ
子どもは歌が大好きです。大きな声で歌い遊びながら自然と歌詞を記憶します。そして語彙を増やします。

【概念】漢字カード
文字を知らない子どもにとっては、漢字の方が形として捉えやすいので覚えやすいものです。そして漢字には意味があるので一字でも伝わります。

3歳児のカリキュラム
語彙が豊かになるとともに、文字(言語表記)を獲得し始める時期です。文字は読めることが第一歩。カードを使うことによって「あいうえお」を覚えていきます。「数」の領域においてはサイコロやトランプを使い、数の順序性を習得します。
【概念】ことわざカルタ
ことわざを覚え、繰り返し行うことにより記憶力を高めます。そして国語力の向上にもつながります。

【記号】あいうえお座標置き
あいうえおの文字を座標に置くことにより集中力を高めます。ひらがなの文字の位置も覚えることもでき、辞書などを使う時にもとても役立ちます。

【記号】上下・左右
位置を正確に理解します。
上下・左右をしっかり把握しましょう。

【図形】大工さん
指先運動のひとつです。
それとともに、いろんな形を組み合わせることにより図形的思考力も高まります。

【概念】仲間分け
物の属性が理解できるようになります。
属性の特徴をしっかり把握しましょう。

【図形】コンビカラー
4色の台形を組み合わせていくパズルです。対称に色を配色したり、魚の模様をつくったりと考え方はいく通りにも。創造性が広がります。

4歳児のカリキュラム
いよいよ読み書きの能力がついてきます。正しい筆順でひらがなやカタカナを書き、俳句を覚えて記憶力を高めましょう。しかし幼児教育は小学校教育ではありません。こども本人が「読みたい、書きたい」と自発的に思うようになる工夫をこらす。つまり、文字を教えるよりも「知りたい」という意欲を育てることが最も重要なのです。
【概念】俳句カルタ
記憶を高める教材のひとつです。記憶をつかさどるのは脳です。脳が成長するこの時期、刺激を与え働きを高めます。ここで俳句を活用します。

【概念】しりとりあそび
しりとりの途中にカードを埋めるということは想像以上に難しいものです。

【記号】シーソー
「重い」「軽い」「つりあっている」などの概念を知り、そして2つの相互関係、次に3つの相互関係へと発展していきます。

【記号】動物マンション
位置関係を正確に捉える。
上に下に、右に左にと上下左右への移動を確実に行いましょう。

【図形】ねじブロック
どちらにまわすと開閉するか考えます。そしてボードを使って組み立てて想像力・図形的思考力を高めます。

【記号】ひも通し(ボード)
上→下、下→上とボードの穴にひもを通していきます。お手本をよくみながら穴の位置を理解し、指先の巧緻性を養います。

5歳児のカリキュラム
いよいよ幼稚園でも年長組。社会性、協調性の発達もさることながら知的能力もぐっと伸びる時期です。読み・書き・そろばんといった能力とともに、抽象的な思考や想像力もしっかりしてくるので、頭の中で考えを整理し表現できる力を作ります。
【概念】ことわざカルタ丸
漢字の意味を含めた表現にすることによって意味までわかってきます。この年齢になると意味を理解した上でことわざを使うことができるようになり、言語力が高まってきます。

【記号】まきっこ
数の合成・分解の教材です。「あわせていくつ」という概念を理解させます。

【図形】立体パズル
立体的に組み立てる木製のパズルです。
完成形を創造しながらピースを組み立てていくことで、立体の図形感覚を養います。

【概念】季節
季節カードを使って春夏秋冬という季節を理解し、認識します。また、絵カードを見て季節を推理していきます。

【図形】対称図ボード
輪ゴムを引っ掛けて模様を作ります。ボードが2面(左右)に分けてあるので、同じ模様に作ったり対称に作ったりと図形的思考を養い、また指先の巧緻性も養います。

【図形】リフト
2分割された動物の頭と体をくっつけます。この時、中央にあるリフトに乗せて移動させ、各部屋に動物を配置するパズルです。見通しを立てる力を養います。
